弁財天

ゴフマン「専門家を信じるのではなく、自分自身で考えて判断せよ」

原子炉級がMOXに適さない理由 update15

核燃料サイクルでは使用済み燃料からプルトニウムを抽出するストーリーになっている。 使用済み核燃料の放射線は強力で近づけない程だ。そんな再処理プルトニウムでMOX燃料を作っても放射線と中性子線でひどく使い物にならない。逆に核弾頭の兵器級プルトニウムは放射性が少なく触ることができる。

これが核燃料サイクルの再処理とMOX燃料製造がフィクションである理由。

Fuel Qualification Plan/DOE/DUKE COGEMA/April 2001
ML013390597
25/153ページから

5.2 Weapons Grade Plutonium versus Reactor Grade Plutonium

The MOX fuel produced from weapons-grade material will be virtually identical to the fuel produced from reactor-grade material in terms of physical characteristics and performance. The major differences between the materials, and the issues these differences introduce, are discussed below.

5.2.1 Plutonium Isotopics

Reactor-grade plutonium is produced from reprocessed spent LWR uranium based fuel that has been irradiated to commercial burnups, typically in the range of 30,000 to 50,000 MWd/MTU. The plutonium isotopes produced at these burnups, and extracted following irradiation, include significant percentages of 240Pu, 241Pu, and 242Pu. The weapons- grade plutonium is created from irradiating 238U to very low burnups and separating the plutonium before substantial percentages of the heavier plutonium isotopes build up. Whereas the RG material typically has 24% 240Pu, the WG material is limited to less than 7% 240Pu. These differences in isotopics are readily addressed through the appropriate analytical model, as discussed in the sections on modeling and verification. See Table 5-2 for typical plutonium isotopic composition of WG and RG material.

The use of WG plutonium significantly reduces the PuO2 content of MOX fuel relative to RG material. The WG material is about 95% fissile, whereas the RG material contains significant amounts of absorber isotopes (240Pu,242Pu). Thus, MOX fuel from RG material can require Pu contents as high as 8% to 9%.

The use of WG plutonium significantly reduces the radioactivity of MOX pellets relative to RG material. As noted above, the WG material allows a reduction in the PuO2 content. Furthermore, the WG material contains much smaller levels of the main neutron emitters -- 238Pu,241Am, and 240Pu -- than the RG material. Thus the neutron dose from WG material is significantly reduced compared to the RG material. In a similar manner the heating due to the alpha activity, primarily from 238Pu and 241Am, and the gamma dose rates from these two isotopes are significantly smaller for WG MOX pellets compared to the RG material.

「5.2 兵器級プルトニウムと原子炉級プルトニウム」

「兵器級から製造されたMOX燃料は原子炉級から製造されたものと物理的な性質や性能では事実上同一になるだろう。 2つの大きな違いがもたらす問題点を以下に議論する。」

「5.2.1 プルトニウム同位体」

「原子炉級プルトニウムは商用原発で燃やして放射性になった使用済みLWRウラン燃料から 通常3万から5万MWd/MTUの範囲で製造される。 この燃焼の結果プルトニウム同位体240Pu、241Pu、242Puが抽出される。 兵器級プルトニウムは238Uを非常に低い燃焼率で放射化することで生産され、 その後の重いプルトニウム同位体ができる前に分離される。 RGの240Puが24%なのに対して、WGの240Puは7%以下に制限される。 この同位体の違いは適当な分析モデルで指針でき、モデリングと検証の章で議論する。 表5-2は典型的なWGとRGの同位体の組成である。」

「MOX燃料のWGプルトニウムはRGと比較してPuO2の量を著しく減らして使用する。 RGの大部分が吸収材同位体(240Pu、242Pu)に対してWGは95%が核分裂性である。 なのでRGから製造するMOX燃料は8%から9%が必要になる。」

「WG(兵器級)プルトニウムの使用でMOXペレットの放射性をRG(原子炉級)より著しく減すことができる。 以上に述べたようにWGはPuO2の減少だけでよい。 さらに言えばWGの主な中性子放射核種(238Pu、241Amと240Pu)の濃度もRGに比べて低い。 RGに比べてWGは中性子被曝を著しく減らす頃ができる。 同様に主に238Puと241Amのアルファ崩壊熱も、2つの核種によるガンマ線被曝値も WG MOXペレットはRG MOXペレットより著しく少ない。

5.2.2 Impurities

The use of alloying materials in the production of plutonium metals for weapons creates a second major difference between the WG and RG materials. Such alloying elements would appear as impurities in WG plutonium dioxide powder when used for LWR operation if the elements were not first removed from the plutonium metal. The impurity identified as the one of most concern is gallium because it is known to react with a number of metals and alloys including zirconium. The WG material being supplied for the plutonium disposition mission will contain gallium, at a maximum concentration of 1.2%.

Gallium and other impurities will be effectively eliminated through the use of an aqueous polishing process step added to the manufacturing process being used to produce the MOX fuel. The solvent extraction polishing operation is expected to produce purity levels for the WG material consistent with that of the RG material. A discussion of the gallium levels achieved with this process, and the gallium levels found in normal operating uranium fuels is provided in Section 7.5.1.4.

「5.2.2 不純物」

「兵器のプルトニウム金属の製造で使われている合金がWGとRGのは大きな違いである。 WGプルトニウム二酸化粉末中のそのような合金成分は、成分がプルトニウム金属から取り出されてないとLWR運転で使用するときに不純物になる。 不純物で最も懸念されるものの1つにガリウムがある。それはジルコニウムと含む多くの合金と反応することが知られてるからだ。 プルトニウム処分計画で供給されるWG物質にはガリウムが含まれている。最大濃度は1.2%である。」

「ガリウムと他の不純物はMOX燃料を製造するときの水研磨工程で効果的に除去される。 RGと違ってWGは純度を上げるために溶解抽出研磨手順が要求される。 この工程で達成するガリウムの濃度には議論があり、 通常運転でのウラン燃料のガリウム濃度は7.5.1.4章で記述する。」


表7-7は同じ20,000WMD/tの発熱量のウラン燃料(LEU)と 原子炉級PuのMOX(RG-MOX)と兵器級PuのMOX(WG-MOX)の組成。 RG-MOXは別の同位体が混ざるのでプルトニウムの量を多くしなければならない。


表7-8は燃焼前のウランとRG-MOXとWG-MOXの組成率。RG-MOXのプルトニウムは他の同位体が多いので発熱量が劣化。なのでプルトニウムの量を増やさなければならない。発熱量の予測計算も困難になる。

プルサーマル型原発の再稼動を急いでる理由は自治体の「核燃料サイクル交付金」目当てもあるけど、WG-MOXでもRG-MOXでもせっかく買ったのに時間が経つとプルトニウムが劣化して別の同位体になって燃料に使えなくなるからだな。

兵器級プルトニウムのMOXより原子炉級プルトニウムのMOXの方が同位体の濃度がばらついて不安定。かつ中性子線も多く、かつプルトニウムの量が多いので危険。COGEMAのドキュメントを読むとそういう事になる。兵器級だから危険で原子炉級だから安全と言うのは先入観。

原子炉級(RG)にはPu238/Am241/Pu240の混雑が多く中性子線が強い。兵器級(WG)より不安定。同じ発熱量を得るためにはプルトニウムの量をWGより増やさなければならない。これじゃ3号機プールは核爆発するわな。やっぱ土人には無理だ。多分この知見が土人ムラにはない。

当初CNNが3号機のは実験的なプルトニウム燃料だと報道した。ML11269A172 26/395ページ。WGよりRGのほうが不安点なのだからRG-MOXを燃やすことこそリスキーな実験だったのだ。

もー。トム・クレメンツがミスリードしてた。

国内に米露の退役核弾頭がありかも。

同じABWRだけど英のは兵器級プルトのMOXで大間のは原子炉級のMOX。先に吹き飛ぶのはどっち?

理論的には可能だけど、燃やした後の核燃料で製造した原子炉級プルトニウム(RG/reactor-grade)は激しい放射線と崩壊熱と中性子線が制御する電子デバイスを破壊するので使えない、飛行機にも積めない、せいぜいできて地下核実験だな。

肝心な情報を伏せて危険性だけ煽るのは推進側の偽反原発派だ。

原子炉級プルトニウムから核兵器を作ろうとした場合アメリシウム241の強力なガンマ線をどう遮蔽するのかという問題になる。アメリシウム241の放射線で電子機器が誤動作するから核弾頭に賞味期限や退役があるという話とも矛盾。

原子炉級(RG/reactor-grade)は武器にもMOX燃料にも使えそうにない。あべしにとってこっちの方がショックだったりして。しかし、こんなしょーもない六ヶ所再処理工場に4兆円も注ぎ込んでしまったのか。

使用済み燃料から抽出したプルトニウムが爆発しやすいのは常識。 原子炉級プルトニウムの爆発特性Explosive Properties of Reactor-Grade Plutonium


表5)プルトニウムの等級(Grade)と自己崩壊中性子(Spontaneus fission neutrons)と崩壊熱(Decay heat)


このMOX-gradeはRG MOXから抽出したMOXの意味。Plutonium Fuel: An Assessment (Paris: OECD/NEA. 1989). Table 12Aを根拠にしてる。

崩壊熱で燃やす前なのに発熱してる問題。中性子強すぎで制御棒もホウ酸水も効かない問題。結局のところ暴走するだけで止められない問題になる。

4号機建屋が中性子線によるスウェリング破壊でボロボロになった原因は原子炉級プルトニウムのMOX燃料は不安定でふつうに燃えた可能性もあるだろう。

ウラン燃料も兵器級プルトニウムも燃やす前は放射性が少ない。原子炉級MOXは燃やす前なのに中性子線と崩壊熱が強い。4号機プールに保管されていたとすれば冷却水が枯渇した時、中性子が大量発生したはず。よく核爆発しなかったな。運が良かった。

3号機プールは吹き飛んだけど。


07:00頃から。 フクイチから半径20km圏の富岡町に住む松村直登氏が、爆発について東電の社員がミサイルを撃ち込まれたと騒いでいたと証言してる。 東電は原子炉級MOXが核ミサイルの兵器級プルトより不安定だという事を知らないのだ。

MagnaBSPにミサイル、核弾頭と核開発。HAARPなど陰謀論の人達は MOX燃料のリアルなリスクの話になってくると、とたんに口を閉ざすので笑う。

IAEAで使用済み燃料処理の選択肢なるドキュメント見つけた。 Spent Fuel Reprocessing Options(IAEA-TECDOC-1587)

106ページ(113/151)「高燃焼と短期冷却高速炉燃料の複数サイクル処理したPuは最終製品のアルファ、ガンマ、中性子線の放射が238Pu、241AmとCm同位体の増加問題で使えなくなる。TBPの放射能による劣化も深刻。 この理由からパイロプロセスが湿式の代わりになるかも。」

105ページ(112/151)「100GWd/t以下で燃焼させ短期冷却した燃料(==核弾頭)のPUREX法による再処理の成功は高速炉燃料の再処理方法としても信頼性を証明した。」

セラフィールドの再処理工場は1971年-2001年稼動のB201と1994年-2005年稼動のTHORPしかなかった。両方PUREXのプラント。関電が1990年から使用済み燃料をBNFL(セラフィールド)に送ってるけど再処理など不可能。

1977年に完成したけど1994年までTHORPは放置されていた。これは2000年9月に米露が余剰プルトニウム34トンの廃棄に合意しMOX燃料を生産することになるのだけど、両国の軍縮合意を待ってたからだろうな。

というわけで六ヶ所の湿式(Purex)再処理では使用済み燃料からPuの抽出ができても中性子が強すぎて使えない。TBPの劣化問題もある(何なのか不明)。で、韓国に本当の使用済み燃料の処理方式として有望な乾式の開発を打診。しかし韓国は原発依存を40%から20%に落とすと発表

このくっだらないフィクションの為に石井紘基は刺殺されたのではない。

2000年4月13日松江市の島根原発1、2号機で発覚した点検漏れ問題で、 中国電力の緊急対策本部で原因調査に当たっていた同社電源事業本部の男性部長が13日午前、 松江市のホテル駐車場で飛び降り自殺。
2000年4月26日石原都知事第33回原産会議「高速増殖炉(FBR)の開発は大切な試み…」「東京湾に立派な原子力発電所があっても良いのでは」と発言←高速炉はプルトニウムの処分用途。
2000年4月30日中曽根弘文科技庁長官が米DOE長官と露の解体プルトニウム処分でBN600のフルMOX改造協力強化を確認
2000年7月ロシアのプーチン大統領が2000年に北朝鮮の故・金正日総書記と会談した際に、「原爆を保有している」と聞かされていたことを明らかにした。
2000年9月米露が余剰プルトニウム34トンの廃棄に合意。
2000年12月30日世田谷一家殺害事件。
2001年7月21日核燃サイクル開発機構が露とMOX振動充填(バイパック)燃料製造の共同研究契約締結
2002年4月6日小沢一郎自由党党首「あまりいい気になると日本人はヒステリーを起こす。核弾頭をつくるのは簡単なんだ。原発でプルトニウムは何千発分もある。本気になれば軍備では負けない。そうなったらどうするんだ。」
2002年5月13日安倍晋三官房副長官が早稲田大学で核武装発言
2002年5月29日ITER計画を国策とすることを発表。閣議了解5月31日
2002年5月31日福田康夫官房長官が核武装容認発言
2002年6月6日福田官房長官にちんたろうが核兵器資料送付
2002年7月4日MOX燃料をBNFLに返送出航
2002年9月17日MOX燃料(1回目)がBNFLに到着
2002年9月17日小泉訪朝1回目
2002年9月末日本は露の余剰プルトニウムの廃棄にバイパック製法を技術供与してBN600でのテストに成功
2002年10月15日原発データ改竄事件で引責辞任した南直哉の後任として勝俣恒久が東京電力社長に就任
2002年10月25日石井紘基議員刺殺。石井紘基はMOX燃料を再濃縮して北朝鮮の核兵器にするスキャンダルをつかんで殺されたのさ。

再びML013390597


7.1.1.9 Burnable Poison Rod Assembly (BPRA)

Pressurized water reactors have a need for beginning of cycle (BOC) reactivity holddown. Soluble boron, a neutron absorber, in the reactor coolant system is used to compensate for the initial excess reactivity of the fresh fuel in the core. As the fuel depletes and becomes less reactive, the boron concentration is reduced to maintain criticality. For longer cycles, such as 18-month fuel cycles, the initial excess reactivity of the core is larger, and more reactivity holddown is required. Due to limits on the amount of soluble boron allowed in the reactor coolant system, burnable absorbers are utilized as an alternate means of providing reactivity holddown.

PWRは上から制御棒を差し込むからな。運転開始時の熱量を抑えるためにホウ酸水を注入する。RG MOXなんて最初から崩壊熱の放射線も強すぎるからホウ酸水が効かないかも。

なるほどね。RGのフルMOXを考えた時、下から制御棒を差し上げるBWR型ならBOCの核分裂抑止問題がない。燃料を燃やすサイクルを18ヶ月にするのは発熱量が下がる話とは別に制御棒の効きが悪くなるからでもあるのか。


8.1 Purpose

The primary purpose of the Lead Assembly Program is to confirm the acceptability of the MOX fuel design for certification of the mission reactor fuel for batch implementation. In achieving this purpose, the Lead Assembly Program will address several issues, including:

a) Weapons Grade Plutonium vs. Reactor Grade Plutonium
The fuel qualification effort relies heavily on European experience that is exclusively with reactor grade plutonium. The Lead Assembly Program will help to confirm that irradiation of MOX fuel from weapons grade plutonium presents no unique challenges to the analytical methodologies that were developed for MOX fuel from reactor grade plutonium.

NRCのドキュメントを見る限り、米で原子炉級プルトニウムのMOX(RG MOX)の経験はない。欧の経験値だけを当てにしてる。日本の原発メーカーは日立GE、東芝WHで米の原発メーカーと連携してるけど大間は大丈夫なのか。


7.1.1.2 Control Rod Worth

The control rod worths of partial MOX fuel cores are lower than the control rod worths of LEU cores as a result of the harder neutron spectrum and reduced thermal neutron flux associated with MOX fuel. Because of the reduced control rod worth,

MOX燃料はウラン燃料に比べて制御棒の効きが悪い。 MOX燃料の中性子スペクトルが強く、熱中性子の流れが少ないのが原因。 制御棒が効きが悪くなる原因。


MOX燃料固有の強い中性子スペクトルは制御棒だけでなくホウ酸水の効果も下げるのか。やっぱ土人はチャレンジャーだな。カミカゼ大間。


米はコスト的に奨励せず。仏は解体核兵器のMOXを推進。そして東電宅間正夫取締役原子力副本部長は「再処理・プル利用の路線は、低いコストかつ安定した電力を消費者に送り続けるインフラ整備」などと再処理プルを匂わせて日本だけ暴走してる。

再処理と濃縮コストはデタラメにかかるし、燃やす前なのに放射線強いし、不安定で2、3ヶ月しか保管できない、日本だけがウソばかり言ってる。


「同位体のうちプルトニウム241は半減期約13年で崩壊してアメリシウムという物質が変化する。アメリシウムは強いガンマ線を発するため、再処理工場で分離されたプルトニウムはできるだけ時間をおかずに燃料加工に回わす必要がある。」
「アメリシウムを大量に含んだプルトニウムを扱う場合、MOX加工工場や発電所などでガンマ線による作業員の被曝対策が特別に必要となる。」
プルトニウム・クライシス-核燃料サイクル計画の虚構と現実-


原子炉級プルトニウムに執着する土人。
「発熱を伴う放射線源であり、爆発力が不確かで技術的に不安定な原子炉級プルトニウム核兵器を製造・保有するメリットがあるのか」
原子燃料政策研究会(西澤潤一会長)
「①学識者などによる国際委員会を設け、 原子炉級プルトニウムの利用管理を正確に広範な角度から 評価・検討し、国内的に同様な検討組織を設置すること。」
これが3号機プール核爆発「実験的なMOX燃料」の報道につながっていく。


Am含有MOX燃料=原子炉級プルトニウムのMOX燃料の試作をやってますな。そして原子炉級MOXは高速炉でしか燃やせない。

実験的なMOX燃料が原子炉級プルトニウムのMOXであった可能性は否定できませんな。

MOX Fuel for Commercial LWRs: Miscellaneous Papers.(ML082980423)

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