弁財天

ゴフマン「専門家を信じるのではなく、自分自身で考えて判断せよ」

神社本庁「私、日本人でよかった。誇りを胸に日の丸を掲げよう。」


gimpというオープンソースのペイントツールがあるんだけど、マウスでクリックした場所の色で塗りつぶすことができるんだよね。

日本語の文字も書き込める。

とつぜん自爆する神社本庁w

日本人でよかった!? ポスターの“波紋”5月11日 17時21分
『私日本人でよかった』 こんなキャッチコピーが大きく書かれたポスターの存在がツイッターで紹介され、「ぞわぞわする」「なんか落ち着かない」など、違和感を覚えるという声が上がっています。発行主体が明示されておらず、誰がなんの目的で作ったのかと、拡散したのです。さらにポスターのモデルの女性が日本人でないこともわかり、ネットではちょっとした騒ぎになっています。ポスターをめぐるネット上の騒動を追いました。 (ネット報道部・管野彰彦記者 本木孝明記者)
「京都のあっちこっちにあったポスター。怖かった」
このつぶやきが写真とともにツイッターに投稿されたのは先月27日でした。
写真を見ると、大きな日の丸の旗をバックに女性が目を閉じてほほ笑み、その横に『私日本人でよかった』と大きく書かれています。
一瞬、何のポスターだろうかと戸惑い、よく見ると、いちばん下に「誇りを胸に日の丸を掲げよう」という標語が小さく載っています。どうやら国旗掲揚を呼びかけるもののようですが、作成元の記載はありません。
この一見奇妙なポスターを紹介した投稿は、およそ2週間で3400回余りリツイートされ、ネットで話題になっています。

“正体不明”のポスター

「京都のあっちこっちにあったポスター。怖かった」
このつぶやきが写真とともにツイッターに投稿されたのは先月27日でした。
写真を見ると、大きな日の丸の旗をバックに女性が目を閉じてほほ笑み、その横に『私日本人でよかった』と大きく書かれています。
一瞬、何のポスターだろうかと戸惑い、よく見ると、いちばん下に「誇りを胸に日の丸を掲げよう」という標語が小さく載っています。どうやら国旗掲揚を呼びかけるもののようですが、作成元の記載はありません。
この一見奇妙なポスターを紹介した投稿は、およそ2週間で3400回余りリツイートされ、ネットで話題になっています。

どこか違和感が

ネット上の反応で目立つのは、「ぞわぞわする」「なんか落ち着かない気分になる この気持ちはなんなんだろうな」など、違和感を覚えるという声です。
「自国の国民で良かったって言う事の何処に批判要素があるんだよ」「苦情を出すほどのものか?」といった肯定的な意見もありますが、「外国人観光客とかどう思うんだろw」「失礼なポスターだな。これ普通に解釈すれば、日本に数多く在住する外国人はよくないってことか?」など、人種差別的な印象を受けるという指摘も少なくありません。
「何かやなポスターだな。一億総火の玉ですか、、?」など、戦時中のナショナリズムを連想させるといった投稿もありました。

作ったのは神社本庁

この正体不明のポスターを作ったのは、一体誰か。
全国にある約8万の神社をまとめる神社本庁だという指摘がネットで上がったため、取材しました。 その結果、確かに、ポスターは平成23年に神社本庁がデザイン会社に依頼して作ったものでした。
担当者は「いろいろ誤解を招いているようだが」と前置きしたうえで、「昔は祝日に多くの家庭で国旗を掲揚していたが、今は少なくなっている。日本の伝統と文化を尊重する意味で、祝日に国旗を掲げることを啓発しようと作った」と説明しました。
約6万枚を印刷し、希望があった神社に配布。実際にどれだけ掲示されているかは把握していないということでした。
最近になって掲示が増えているという事実は確認できず、たまたま目に留めた人が投稿し、話題になったというのが実情のようです。

日本人でなかった!?

話題のポスター、今週になってさらに新たな事実が明らかになりました。
起用された女性モデルが、日本人ではなく中国人なのではないかというのです。
広告や報道向けに画像を提供するサイトに同一の写真があり、この写真に関連づけられたキーワードに「中国人」という表記があるのがネットで指摘されました。
サイトの運営会社に取材すると、「モデル自身が国籍などを記した書類から中国人であることが確認できた」と話しました。
これについて、神社本庁は「仮に中国人だったとしても、それによって誰かにご迷惑をおかけしているわけではないので、これ以上のコメントは差し控えたい。ポスター撤去などの対応は考えていない」としています。

あの震災で生まれた

一方、ポスター制作の経緯については、意外なこともわかりました。
ポスターが作られたのは、6年前の東日本大震災の直後。 当時、被災者が避難所で整然と並んで支援物資を受け取る姿が海外メディアから称賛されていました。
神社本庁の担当者は「日本人は、譲り合いの精神や礼儀正しさを当たり前のことと考えていたが、海外からの称賛を受け、すばらしさに気付かされた。そうした社会状況を踏まえ、あのコピーを考えたと聞いている。当時は広く受け入れられたようだ」と話しました。
この『日本人でよかった』という言葉、調べてみると、やはり、震災が起きた平成23年3月にツイッターでの使用が突出して増えていました。
「官僚も民間も、皆で助けようとしてる。トラックの運転手も有志で物資運んでるらしい。最近、日本に対して誇りを持てないことが続いていたけれど、そんなことない」
こうしたエピソードを投稿する際に、『日本人でよかった』という言葉が添えられていました。

えたいの知れなさがネットで強調された?

では、なぜ今になって、急に話題になったのか。
ネット社会における偏見や差別の問題に詳しい、社会心理学者の東京大学大学院特任講師の高史明さんは、「何らかの社会的変化(政治の右傾化や排外主義に対する警戒感など)が後押しした可能性はありますが、確たることは何とも言えません」と話します。
そのうえで高さんは、実は、このポスターが過去にも何度かネット上で話題になっていたことに注目しました。その際は、神社本庁の作成で神社に掲示されていることが紹介されたのに対し、今回は「京都のあっちこっちにあった」と伝えられた点が異なっています。
「従来、神社ならばと、大目に見られていたものが、今回は“えたいの知れないポスターが多くの場所に貼られている”と受け取られ、嫌悪感をかきたてられたため、投稿が拡散した可能性がある」という見立てです。
そして、高さんは次のように指摘しています。
「ネット上に投稿された『日本人でよかった』という言葉が、とりわけ『外国人・他民族ではなく日本人でよかった』という含意をもって受け止められ、ナルシシスティックな気持ちの悪さや、日本人というメンバーシップを共有しない人々への無神経さを読み取った人々に批判されているのだと思う」

ポスターのつくりにも原因が?

ネガティブに受け取られている原因は、ポスターそのものの「つくり」にもある、という指摘もあります。
広告表現に詳しい東京工科大学デザイン学部の講師、葛原俊秀さんによりますと、通常、ポスターは、誰が何を伝えたいのかわかるようにするものですが、「このポスターは発行主体を明示していないうえ、『私日本人でよかった』というコピーと、『誇りを胸に日の丸を掲げよう』というもう一つの標語の間に大きな飛躍がある」と言います。
「言い換えれば、国民の多くが抱くであろう『日本人でよかった』という感覚を、誰でも当てはまる大きな正義のように振りかざして、国旗の掲揚という、非常に限定的な事象に誘導していくような表現になっている」と説明します。
そして「こうした表現は、受け手とのコミュニケーションの視点、配慮に欠けるので、挑戦的な印象を与え、ポスターを目にした人は、まるで自己防衛反応のように抵抗感や拒否感を抱いてしまう」と話しています。
いろいろな意味でネットを騒がせている『私日本人でよかった』というポスター。 あなたなら、今の時代、何を感じ取りますか。

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