弁財天

ゴフマン「専門家を信じるのではなく、自分自身で考えて判断せよ」

新潟中越地震後にIAEAが柏崎刈羽に来てDBGM Ssモデルの耐震設計を推奨 update9

Nuclear Power Plants and Earthquakes(updated December 2013)
新潟中越地震で耐震設計の基準をDBGM Ssなるもに変えて建設当初450ガルだったのを書類上600ガル800ガル(2007年9月)1000ガル(2008年10月)と決めていくのだけど、その後の低い震度の地震で壊れてる。

地震で活断層がーっとか、火山がーっと論点をずらすのは、DBGM Ss設計基準に何の保証も実績もないから。

九電川内原発、なぜ再稼動一番手に?“談合破り”の裏に厳しい財務事情、全国で再値上げも

「ちょっと乱暴なところもあるが、エイヤっと大きくしました」。九電幹部は規制委の審査会合で、川内原発の地震想定を大幅に引き上げる方針を表明した。規制委の事務局である原子力規制庁の審査官は「御社の哲学、思想が見えて安心した」と評価。川内原発の優先審査入りが事実上決まった。

九州電力が川内原発の地震想定を大幅に引き上げても書類だけの実態が伴わない数字なのだ。


新潟中越地震の後IAEAが柏崎刈羽に来て耐震設計がDBGM Ssモデルじゃないので壊れたと分析(ML080430406)


新潟中越地震以来日本はまともな耐震設計をやってないなー。

原子炉建屋ベースマット(床)の震度

原子炉建屋中間層の震度

タービン建屋のベースマット(床)の震度

タービン建屋のペデスタル(台座)の震度

3号機(KK3)の床は549ガルだったのに台座で2058ガルまで振動が増幅してますな。2011年サウステキサスでタービン建屋の耐震設計を指摘されてるのでこのまま放置してるのでしょうな。あ、この2058ガルで書類上の耐震強度を決めたのか。BWRはPWRと違って生の放射能蒸気がタービン建屋まで循環してるのでこれは不味いわ。

「震度5弱の地震で福島原発が放射能漏れ」

2008.05.09 「震度5弱の地震で福島原発が放射能漏れ」(世田谷通信)

8日午前1時45分ごろ、茨城県沖を震源とする震度5弱の地震が起こったことに合わせて、東京電力は、福島第一原発2号機のタービン建屋地下1階に3カ所の水漏れが見つかり、うち1カ所はタンクにつないだ排水管から278ベクレルの放射能を含む水25リットルが漏れていたと発表した。福島原発は、日立製作所が28年間にわたって配管の耐震強度計算を間違えていたことが発覚し、地震の影響を過小評価していたことが分かった全国17カ所の原発のうちのひとつ。経済産業省原子力安全・保安院は、4月10日付で早急な再計算を指示したばかりだった。「わずか震度5弱の地震で事故が起こるようでは、大地震が起こった時にはどうなるのか」と地元の住民たちは不安の表情を見せている。耐震強度の偽装を11年間も隠ぺいしていた青森県六ヶ所村の核燃料再処理施設をはじめ、女川、福島、柏崎刈羽、浜岡、志賀、島根、敦賀、東海、もんじゅなど、次々と耐震強度の計算ミスが発覚した各地の原発に、地域住民の不安は募るばかりだ。(2008年5月8日)

「日立製作所が28年間にわたって配管の耐震強度計算を間違えていたことが発覚し、地震の影響を過小評価していたことが分かった全国17カ所の原発のうちのひとつ。」 なにそれ。

2008年4月10日付けで全国17ヶ所の原発に保安院が耐震強度の再計算を指示。
2008年5月8日茨城県沖震度5弱で1F2タービン建屋地下1階に3カ所の水漏れ。
で、当時の福田康夫政権は「日本の原発は安全なので問題ない」と言った。
あーぁ。もうめちゃくちゃだな。


2011年にサウステキサスで見つかったUS-ABWRの耐震設計問題は2008年のESBWRのDCD審査の頃からでてる。 保安院の2008年4月10日付の早急な耐震強度再計算指示はGE日立のESBWRのDCD審査で発覚したのか。

原発の耐震基準 | おしえて!ゲンさん! ~分かると楽しい、分かると恐い~

全国の原発の耐震ガルがどのように変化(強引に変化させた?)したかの表をまとめました。
会社名 発電所 1981年
S2
旧基準
1995年
S2
書類再確認
2006年
SS
新基準
ストレステスト
終了後
安全停止規準
2011.3.現在
北海道 1 370 370 550 水平(原子炉建屋4F)   390
2 370 370 550 1023 水平(原子炉建屋4F)   390
3 370 370 550 水平(場所不明)      200
東北 東通 375 450 水平(原子炉建屋)     290
女川 1~3 375 375 580 水平(原子炉建屋1F)   200
原子力発電 東海 2 270 380 600 水平(原子炉建屋2F)   300
敦賀 1 368 532 800 水平(原子炉建屋1F)   300
敦賀第 2 532 532 800 1416 水平(原子炉建屋1F)   500
東京 福島第1 1~6 265 370 600 停止中 水平(原子炉建屋B1)   135
福島第2 1~2 270 370 600 停止中 水平(原子炉建屋B2)   150
3~4 350 350 600 停止中 水平(原子炉建屋B2)   150
柏崎刈羽 1~4 450 450 2300 2967 水平(原子炉建屋2F)   185
5~7 450 450 1209 水平(原子炉建屋2F)   185
北陸 志賀 1~2 490 490 600 水平(原子炉建屋3・4F) 505
中部 浜岡 1~2 450 600
3~5 600 600 800 水平(原子炉建屋3F)   280
関西 美浜 1~3 400 405 750 水平(補助建屋B1・4)  160
高浜 1~2 360 370 550 935 水平(補助建屋B1)    160
3~4 370 370 550 水平(外周建屋3F)    270
大飯 1~2 405 405 700 水平(補助建屋1F)    160
3~4 405 405 700 1141 水平(周辺建屋3F)    390
中国 島根 1 300 398 600 水平(原子炉建屋BF)  140
2 398 398 600 水平(原子炉建屋3F)  350
四国 伊方 1 300 473 570 水平(補助建屋B1)    140
2 300 473 570 水平(原子炉格納施設) 320
3 450 450 570 水平(原子炉建屋3F)  390
九州 玄海 1~2 270 370 540 水平(補助建屋B5)    140
3 370 370 540 945 水平(補助建屋B1)    310
4 370 370 540 水平(周辺建屋B1)    220
川内 1 270 372 540 1004 水平(補助建屋1F)    260
2 372 372 540 1020 水平(補助建屋1F)    260
1. 旧地震動は1981年からです1995年の阪神淡路大震災で書類上の見直しがされ、耐震性が上がった
2. 旧基準及び見直しにはS1とS2がありますが、この表ではS2のみを書きました。
S1 起こりそうな最大地震に耐えるガル
S2 起こりそうにないが万が一を想定したガル
3. 2006年に新基準が出来、S1、S2をあわせてSSと表示する事になった
4. ストレステストの結果は大幅に安全だという事が分かった???
黄色の線の部分を見てください。
不思議な事に何もしなくても調べるたびに原発はどんどん丈夫になっている事がわかります。
数倍です。 こんなにいい加減で危険な変更が一部の専門家で行なわれているのです。
5. 地震が来た時制御棒が入って緊急停止するガルが安全停止規準です。
たて・横・垂直の規準がありますが、一番大きい数字を書きました
いくら安全に緊急停止しても、
パイプ類が破損して冷却水が停止すればメルトダウンすることを今回学びました。
「黄色の線の部分を見てください。不思議な事に何もしなくても調べるたびに原発はどんどん丈夫になっている事がわかります。」

新潟中越地震で柏崎刈羽が壊れてから完全に開き直って書類だけで対応してたのか。ぐげー。やっぱりー。

九電が「ちょっと乱暴なところもあるが、エイヤっと大きくしました」とか言って、なんでバナナの叩き売りじゃあるまいしと思ってのだけど、こういうカラクリなんですなー。

こんなのを地震の多いトルコに輸出していいんだろか?


設計時に部品単位に耐震性能を確保する方針に無理があるからこそ リトアニアに提案したGE日立のABWRには免震基礎が追加されているのだろ。

S1とかS2とか、DBGM SsとかEDGM Sdとか。水平方向と垂直方向の耐震とか胡散くせー。地震がそんな都合よく起きるのか?プラントは立体的非対称に建設されてるのだから三次元空間で加重に弱い方向に揺れたら配管なんてすぐに壊れるんじゃね。妄想のような耐震基準だなー。

問題に対するソリューションの方針が根本的に間違ってるよな。そんなのやるんだったらコアキャッチャー付き免震基礎とか、もっと包括的にプラントを守ろうとは発想しなかったのか。まぁ土人だからな。


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なぜ柏崎刈羽は耐震設計をひたすら誤魔化さないといけなかったのか?


ひたすら活断層の話にすり替えようとする土人。



柏崎刈羽はユーラシアプレートと北アメリカプレートからチョン切れたオホーツクプレートの境界に建ってる。活断層の議論以前の問題だ。

南海トラフと浜岡に陽動してたのは、プレート境界の上の柏崎刈羽から気をそらせるため?by チョムスキー。

柏崎刈羽の地盤を豆腐と呼んでいた人がいたけど、オホーツクプレートって冷奴とかよせ豆腐の欠片みたいだな。

多度津起振台

多度津起振台のしかけ。小泉政権時代に廃止されたーって騒いだけど、その前に地震が水平方向と垂直方向の合成で都合よく振動するか?右下から斜め左上にも振動できるような仕掛けが必要。

加振機が水平と垂直に固定してあるところでもう既に自然地震と違うだろ。それができないのなら試験環境全体を斜めに傾けられる機能が必要だ。やっぱコンピューターの三次元空間にプラントを取り込んで一番弱い振動方向を見つけられるよーなソフトウェアが欲しい。


多度津はピッチング比とかいってZ方向とX方向の合成でやろうとしてる。土建屋の設計は水平垂直に図面を引いたはずだからそんなのに耐えて当たり前。斜め下から斜め上に直撃する加振機が必要だ。


水平方向だけ。やっぱり。


1月8日 4時34分
各国の原子力発電所の安全対策を評価しているIAEA=国際原子力機関の調査団が、4年前の東京電力福島第一原発の事故のあと日本の原発では初めて、新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所に派遣されることになりました。

IAEAの調査団の受け入れは、経済産業省の呼びかけに対し東京電力が申し出ていたもので、7日、宮沢経済産業大臣と会談したIAEAの天野事務局長が調査団の派遣を伝えたということです。 調査団には外部の専門家も加わり、柏崎刈羽原発6号機と7号機で、原発事故を踏まえてとられた防潮堤のかさ上げや組織の改革といった対策が、国際的な基準に照らして評価される見通しです。
調査団は、過去にも柏崎刈羽原発や福井県の美浜原発などで評価を行っていますが、原発事故後に国内の原発に派遣されるのは初めてで、具体的な時期は今後、IAEAと東京電力との間で調整するということです。
柏崎刈羽原発を巡り、東京電力は6号機と7号機の再稼働を目指し、原子力規制委員会の審査を受けていますが、終わるめどは立っていないうえ、新潟県の泉田知事が東京電力の姿勢について、原発事故の検証に後ろ向きだと批判するなど、見通せない状況です。

新潟中越地震の時もIAEAが来て無意味な耐震性能を議論して書類上は柏崎刈羽もフクイチも福島第二も万全だった。そして311が起きたのさ。後は知ってのとおり。

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